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動脈硬化について

「健康年齢」は「血管年齢」

人はみんな1年に1歳ずつ年をとります。
世の中、不公平なことはいろいろありますが、時間の流れだけは平等です。
だれでも同じペースで年齢を重ねていきます。
ところが、長生きの人もいる一方で、病気のために短命で終わってしまう人もいます。
何がその違いを生むのでしょうか?
医師の間では、昔からよく「人は血管とともに老いる」といわれてきました。
血管の老化現象がその人の寿命や健康状態を決める、という意味です。
実際の年齢よりも血管が若い人は、いつまでも元気でいられ、その反対に血管が年老いている人は、病気がちで寿命にも影響してくるということです。
では、「血管の老化現象」とは具体的にどんなことかというと、それは「動脈硬化」という言葉に置き換えられます。

動脈硬化予防

喫煙

たばこは血管を傷めつけて動脈硬化の進行を促すばかりでなく、血液の酸素運搬能力を低下させ、心筋梗塞や脳梗塞の発作を起こしやすくします。

脂質異常症(高脂血症)

脂質異常症(高脂血症)は、血液中の脂肪(コレステロールや中性脂肪)の量が多すぎる状態です。
その多すぎる脂肪が血管の壁にたまってプラークを作り、虚血を起こしやすくします。

高血圧

血圧が高いということは、血管の壁に強い圧力がかかっているということですから、やはり血管が傷めつけられます。
時には血管を破裂させて、脳出血などを引き起こす原因ともなります。
また、動脈硬化が進み血管が細くなると、ますます血圧が高くなります。

糖尿病

糖尿病は、食事で摂った糖をエネルギーに変えるときに必要なホルモンである、インスリンの異常から起こる病気です。
インスリンの産生や分泌が不足したり、インスリンが十分に働かなくなると、血液の中にブドウ糖がたまり糖尿病の状態となります。
糖尿病を放置しておくと、網膜症、腎症、神経障害などの合併症が起こります。
食事療法や運動療法、薬物療法などをきちんと行い、血糖値をうまくコントロールして合併症を防ぐことが重要です。

メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)

メタボリックシンドロームは、おなかの中に脂肪がたまった状態「内臓脂肪型肥満」によって、上記に挙げたような生活習慣病(予備群を含む)が複数重なって引き起こされている状態です。
それぞれの病気を個別にみるなら軽症なのですが、危険因子の数が多く、しかも内臓脂肪から血管を傷めつける物質が分泌されるので、動脈硬化の進行が速くなります。